
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたか?
私は、なかなかに毎日盛りだくさんで、充実した時間を過ごしました。
ある日は、いつも参加される方、また初めて参加される方とクラスでレッスンを行った後に、中学時代からの友人と会い、河原にてビールとワイン&チーズとプレッツェル、で乾杯をしつつ、綺麗な夕日や、ばしゃーん!と水しぶきを上げて豪快に飛び跳ねる魚を眺めつつ、笑いつつ様々な話をしました。
クラスに参加されるみなさんとのレッスンは楽しく、毎回発見があり、多くの元気をいただきます。
また長ーい付き合いとなる友人とのたまのひとときは、ほっとできる、私にとって踊り以外での大切な時間の一つです。
またある日は小さい頃からバレエでお世話になっている先生のお教室の発表会にて、メイクなどのお手伝いをさせていただき、久しぶりにお会いする先輩や、お仕事仲間、踊り仲間の方ともお会い出来て、みなさんお元気な様子で嬉しかったです。
先生方は、まだまだお元気で舞台に立たれていて、もちろん…ハードな動きをするような踊りを踊られるわけではないのですが、私が小さい頃から拝見しているお姿と変わらず、本当にすごい!
活を入れられたような感じで、エネルギーをいただきました。
ありがたいことです。
また、一日空いた日を使って、日光まで日帰りの旅に行ってきました。
修学旅行でも行かなかったので、人生初日光旅でした。
行ってみたかった日光東照宮、すばらしかった!です。
一歩踏み入れたら、全てがアート、で即その世界に引き込まれました。
アート(創造)の根本には…、人、生き物、という全ての自然、への礼賛と憧憬があり、それとつながって、愛や平和への止むことのない願いがあるのだと思います。
(…少なくとも私はそういう気持ちを自分の中に感じて、ものづくり〈アートを含む〉に携わっています。)
東照宮の中のどの建物にも、お花などの植物、鳥や猫や魚などの生き物がモチーフとなった彫刻や絵が施されていて、その色彩は美しく、また、自由でリアルなところとデフォルメしたり想像だけで描かれているという実と虚、のような混在があり、その遊び心と真剣さのコントラストと融合が見事で、もう本当に感動しました。
私がいつも踊りでの作品で表現しようとしていることとも重なり、なるほど…と学びます。
アートの根本にあるものは、多分人類が元来皆持っているもので、それを表すやり方はそれぞれだ…と思うのです。
以前に「めぐる」という作品を発表させていただいた時に、フライヤーにも書かせていただいたのですが、人によって、踊る、絵を描く、小説を書く、料理をつくる…や、宗教、政治、また会社で仕事をする、子供を育てるなどなどの全ての中にそれはあるのだと思うのです。
東照宮に祀られている徳川家康公も、その根本とつながる人のためになりたいという気持ちがあったからこそ天下を取ろうとして取ったのだと思うけれど、人の心は移ろいやすく脆く、圧倒的な地位や富や名声は、人を狂わせもし、本末転倒な結果を招いたり、自分の心自体を見失わせたりもしますね。
だから、本人もその周りの人も、しっかりと自分を見つめていないと、ただそれに巻き込まれることにもなる。悲しい思いをするのは自分自身だから、しっかりと自分を見つめて、考えて、行動することが大事…。それはいつの世も、どこにいても同じ…。
遠く以前に生きた人たちに思いを馳せたり、その人たちが命を懸けて頑張ったから今があることなどに感謝したり、今の世で、じゃあどうしたら良いのか…、など改めて自分なりに考えたり、心に深く響き動かされる、日光東照宮でした。
そして、ゴールデンウィーク最後の日の昨日は、母の日だったので、クラスを行わせていただいた後に、家にてお料理をつくり、母を招いて一緒にディナーを。よっぽど舞台が近かったりしなければいつもそうします。
シャンパンと共に感謝を込めて乾杯!し、お花をプレゼントしました(カーネーションはあまり母の好みではないので、それ以外のお花で花束に)。
お料理もお花も喜んでくれました。良かった!
…と、色々と楽しく、普段とは違う日々を満喫しました。
家族や友人、クラスに参加された方や、何百年も…もっと前から生きた方達…、自然、全てに…
ありがとうございます。
いただいたパワーとともに今週からも元気に楽しく★
岩沢彩