
年が明けて2016年!
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
昨年は多くの方に大変大変お世話になりました。
どうもありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
一昨日30日に今年の最後のリハーサルを終え、昨日31日もレッスンと、一人振付をしにスタジオへ。
明日は家族で過ごし、2日からはまた振付再開です。
3日は、チャコットにて11時からバレエ基礎特別クラス(定員制ですので、チャコットにお問い合わせをされ、いらしてくださいね)、その後は初リハーサルと衣装フィッティング。
年初めも踊り三昧の日々です。
協力してくれる家族にも本当にいつも感謝しています。
昨年を振り返って…色々なことがありました。
自分自身にも、近くの人たちにも、日本の中でも、世界中でも、日々様々なことが起き、また起こすことが在り、そこには様々な哀しみや苦しみや喜びがあり…。
それらを感じ、考えさせられ、この世界の平和と幸せについて考えない日はなく。
けれど、だからこそ、まず自分自身が、自分に正直に、望むことを。
自分という人間の自由を尊重し、それがなければまた全てを尊重する心にも、実際の物事にも本当にはつながらない。
そして、私は実際の物事というところでは、踊りというものを通して人と関わっていきたいとやはり思います。
クラスや舞台に来てくださる方や関わってくださる全ての方とその時空を通して踊りを楽しんだり感じ合ったり、考え、歩んでいくことで、日常の中の発見(それは目には見えにくいとても小さなものだけれど心の中の重要なこと)につながったり、学んだり、人生が豊かなものに変化していきます。
ほんの少しでも、関わってくださったみなさまにもなにか届くことを願って…可能な限り活動を続けたいと思います。
ところで話は変わりますが、たった今、シルヴィ•ギエムさんのボレロをテレビで観ました。
東京バレエ団在団中に何度か同じ舞台に立たせていただき、地方公演の思い出も。
今の踊り、とてもすてきでした。
素晴らしいテクニックだけではなく、ギエムさんの人間としての温かみが感じられ、月日を経ての苦悩も優しさも滲んで踊りへと昇華されていて…。
また、モーリス•ベジャールさんの作品であるボレロはやはり素敵です。
初めて観たのは確か高校生の時、やはりテレビでですがジョルジュ•ドンさんが踊られているのを観てすごく感動しました。
この世界の虚と実のようなことを隠さないところにある、本当の関わり、こそが人の孤独とそこからの悪意からの力の誇示とそのための、もしくは保身のため(また双方は絡み合ってもいて)の争いをほどく役割になるのではという希望を捨てることはできないから、ものづくりが困難でも、私はやっぱり続けます(でも、もちろん理屈ではなく、まず好きだから、なのですが。)
理屈で言うなら、何もつくらない方が、例えばモノからのゴミも増やさないし、例えばひとときの混乱も生まないし、メリットの方が大きいのかもしれない。
でも、太古からそんな風に留まることができないのが人間で、地球の自然で、自分で。
自身についても、地球の状態についても、全てを受け入れて、どう歩むのか歩みたいのか、今年もじっくり考えつつ、その瞬間をただただ感じつつ、そして!思い切り楽しみたいと思います。
なんだか話があちこち飛びましたが、みなさまお元気で、すてきな1年になりますように…!!★
岩沢彩