
これぞ梅雨っ!というようなお天気が続いていますね。
陽の光が必要な生き物にとって、曇り空が続くとどうしても身体の状態が下がり気味になることも…。人もそうですね…。
そんな時も、自分の意識や意識を越えたところにあるような中にあることと、身体、をつなげて一つにするワークでもある、ストレッチやエクササイズ、レッスンをすると、自分の身体の状態を様々に感じることができ、ほっとし、また、元気になります。
(本格的に調子を崩してしまった時にはしっかり休息が必要です、もちろん!)
昨日は、美和クラシックバレエにてコンテンポラリーダンスジュニアクラスのレッスンを行いました。
最近行っているのは、床に色々な身体の点や面を付いて転がる動き。
バレエのレッスンでは、基本的に、軸をまっすぐに立てて、身体を上に(天井や空の方に)向かって引き上げ、床に付くのは足の裏やつま先です(もちろん古典作品の中でも、振付によっては身体の他の部分を床に付けることもあります)。
コンテンポラリーダンスのクラスでも、身体を自由に動かすために、引き上げるということが重要ですが、クラシックバレエのメソッドのように決まりがあるわけではなく、上や下や横は自分にとって、この世界にとってどこにあるのか、という考えや感覚や想像などは身体とその表現と共に自由です。
バレエのレッスンを続けてきて、床に転がる、というのは、身体的にも、意識的にも、バレエのレッスンをしていない人よりも、初めは抵抗があったりもします。
(その気持ちよく分かります。)
昨日は、何ヶ月かかけてレッスンしてきたそれらが、みんな、スムーズに!
お家でも練習して来た様子の生徒も…。
みんな素晴らしいです。
嬉しいです。
私も楽しいです。
何事もそうだと思いますが、心身を丁寧に感じ動かし、焦らず、時間をかけて練習を積み重ねれば、必ず向上し、進歩しますね。
その練習する間も(できなくて苦しいこともあるでしょう)、できた!の瞬間もすべて、新しい自身への発見とそこから広がる外の世界への発見にますますつながり、ますます楽しい、に…。
新しいことをする時には、一旦、積み上げてきたものについて、意識的にも、身体的にも分解し、一から組み立て直す必要があることがあります。
でも、それは、それまで積み上げてきたものを、なくす、ということとは真逆です。
他の視点からやり方や行動を変えることで、新たな発見があり、より深く、それまで培ったものにプラスして、自分のものとして咀嚼することができ、より強く柔軟な力に変化させられるのだと思います。
なので、コンテンポラリーダンスクラスでの意識と身体の変化は、クラシックバレエでの身体や表現の広がりにもつながるのだと思いますし、またそれはコンテンポラリーダンスや他のダンスや、人生自体への広がりにもつながり…!
さて!今日はORIGIRINGバレエクラスです。
今日も楽しくレッスン…!
岩沢彩