この世の全ての物事の中で、何が一番好きか??と、ものすごーく前(10年以上)に友達に聞かれ、「つくる(創造する)ことかなぁ」と答えました。
その頃はまだ踊りの作品を創作する、ということをしていませんでしたが、踊る、ということも、まず、自分の身体を創るということから始まり、どのように踊るのか、ということを感じ考えて踊りを創り上げていくのであり、舞台に立つなら、共演者やスタッフの方と舞台を創るのであり。
また、踊りに関わらず、ご飯やお菓子をつくる、とか、ちょっとした小物をつくる、とか、絵を描く、とか、もう全部、創る、クリエイトですね。
そこには、表現して伝えたい相手がいつもいます。
(だからその相手とも一緒に創っているとも言えますね。)
喜んでほしいからと、相手にただ合わせてつくるのではなく、自分自身の感じることと、相手が感じるであろうことを想像し、伝えたいことを形にしようとする。
とても難しいし、自分自身をまるごと全て投入する覚悟が必要ですが、そこがたまらなく好きです。
自分が創るだけではなく、人が創ったものを観たり聞いたりして感じ、受け取るのもすごく好きです。
時間をかけての技、その人だけの魂も心も何もかもを結集させて出来上がったものには、創る側にとっても、受ける側にとっても、それだからこその自由があります。
だからこその孤独もあります。だからこその温かさもあります。
素敵です。
というようなことを、今日クラスを終えてクラスのことを考えつつ、改めて、だから!そして!やっぱり踊りって良いなぁ!と思うのでした。
(もちろん楽しいことすてきなことは他にもたくさんありますね。受講者のみなさまは、和太鼓やピアノ、吹奏楽、スキーなどなど続けられていて、和太鼓を始めてからリズムの感覚が起きてきてバレエに少しずつ生かされている、とか、スキーで怪我をして筋力を復活したいからバレエを始めた、などの方もいらして、色々が色々の相乗効果となって、全てがより楽しい、ということを話してくれたりして、一緒に、すごく嬉しいです。その全ての中に、創る、というワークが含まれていると思います。)
創る=心からやりたいことを心からやり、心から楽しむ、につながる
逆もまた然り…。
心からやりたいことを心からやり、心から楽しむ=創る、につながる
創る=人と人との温かい無限の環の元
…と思い…、だから、この世界にある、創る、をみんなで様々に楽しみたいなぁと思います。
岩沢彩